永瀬さんと会うのは、営業に来たときだけ。

メルアド交換したけれど、一回もメールは来たことはない。

時々、話したいな。とか逢いたいな。とフッと想うことがある。

そう想っても、すぐに忘れてしまう。

あまり興味がないのかもしれない。

「東雲さん、おはようございます。
青春出版の盛岡です」

「おはようございます」