あの日から毎日のように万俵くんはあたしを求めた。 会えば抱いた。 いやっ、もはや抱きたいから会ってるんでしょ? 鈍感なあたしでもそんくらいはわかる。 会うときは必ず万俵くんの家。 それ以外は求めるコトさえ許されなかった。 いつしか彼はあたしに暴力まで振るうようになったんだ。 『なんで俺の言うとおりにしねーんだ!!』 『黙って行動しろ!!』 『俺が正しいんだ!!!』 『とっとと帰れ!!!』