愛「雅君はどうしたの?」



私が1人、リビングでコーヒーを飲んでると、母親と父親が窓から帰宅。

私は「お姉ちゃんと将人に拐われたよ」と返す。



夏「…怪しいな」



父親が新聞を開きながら、ポツリと呟く。

私は内心、“やっぱり”と思ってしまった。



愛「娘を疑うの止めて下さーい」



夏「何かあったか心配しただけ」



父親と母親は、娘の前でイチャつき始めた。

私は邪魔な気がして、そっとリビングを出て自室に向かう。

部屋に入ってもやる事がない為、私はパソコンを開いた。