愛夏「どういう事…」



私はUSBメモリーにコピーをしながら呟く。

疑惑が確信に変わった。



将「【三島組】を潰すのは、不可能。三島直海を直接やらねぇと」



愛夏「どうして潰せないの?」



将「【氷野米組】と敵対する【和田組】と【飯村組】の下請けだ。潰すとなれば、【小林組】も必要になる」



【小林組】は、じぃじの友達がやってる組。

しかし、私たちは関わりがない為、援護を頼むとなると、じぃじたちまで巻き込む。

それだけは出来ない。



愛夏「直海先輩を…殺るしかない、よね…」



私はコピーをし終えたUSBメモリーを持ち、将人と部屋を出た。