愛美はデートだから、少し良かったと思う。

私は顔に出やすいから、この場に愛美が居たとしたら、「私かも」と庇う自信もない。



愛夏「将人…」



将「んあ?」



私が将人を呼ぶと、将人はオムライスを頬張りながら私を見た。



愛夏「パパたちには黙ってて?
雅先輩にも注意しとくし、早いうちにパパッと片付けたいから」



将「…わかった。但し、俺への報告は厳守な?」



愛夏「はい!」



私は早速、雅先輩にメールをし、“家に来て下さい”と伝えた。

愛美に何かあったら、私たち家族はただでは済まさない。