私もその隣に座り、雅の肩に頭を乗せた。



愛美「チャーハンが来たら起こしてね?」



雅「俺が寝てなければ起こすよ」



雅は私の手を握る。

私は雅の腕を抱き枕にして目を閉じた。

瞼に浮かぶ赤い液体。

…血…?

私は怖さを感じ、強く雅の腕を掴んで、“雅とデートするなら”と、妄想をしてみる。

海や買い物に行く自分たち2人を想像すると、自然と気分が盛り上がり、心地よい眠りに就けた。

―――夢の中でのは、私と雅が、強く手を握り合ってる姿だった。