続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】

すると、愛美が私を見た。



愛夏「どうしたの;;」



愛美「や…雅と出掛けてたんじゃないの?だから食べて来たんじゃないかな?って」



愛美の顔は至って普通。

私にはヤキモチ妬かないの?

それとも、ヤキモチって感情がないのかな?

私が愛美を食い入るように見てると、将人に「見すぎ」と、止められた。



愛美「何かあった?」



愛夏「ん?何もない!
それに先輩とはファミレスで待ち合わせしたけど、ドリンクバーしか注文しなかったよ」



私がそう言うと、愛美が「そっか」と笑った。

愛美は妬かないんじゃないんだ。

顔に出ないんだ。