愛美「何?」



私と将人が愛美たちを見てると、愛美が近付いて来た。

私が「別に(笑)」と返事をすると、愛美は不満そうに頷き、将人にジャケットを返した。

雅先輩は、我が家が落ち着かないのか、目をキョロキョロとさせながら、愛美が淹れたコーヒーを飲み続ける。

ーーパンッ

すると、いきなり母親が手を叩いた。



愛「ここでママから、愛夏と愛美に一つだけ教えてあげる!」



愛夏「ママから?;;」



母親は頭が良くても、ズレてる部分もあり、私は苦笑する。

愛美は“どうでも良いよ”と言うような表情で先輩の隣に座った。