≪愛美と会わないのは、俺には無理。ごめんな。それだけ伝えたくて。 雅≫

私は“わかりました”と返事を打ち、即返信。

けど、途中で止めた。

“愛美を傷付けたら、私は先輩を許しません”と追記し、送信した。

先輩は≪わかってる≫と返事をして来た。

これが、先輩の愛美への気持ちを信じるのは最後。

将人や父親に頼んででも、愛美を傷付けたら、私は先輩を潰す。

…それで、良い。

私は大切な妹を守りたいだけだ。

それを愛美も、わかってくれるよね…?



将「そろそろ帰ろう」



愛美「はーい」



私たちは駐車場へと向かった。