続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】

私は躊躇いながら、メールを開いた。

≪今日は俺のせいでごめん。愛美への気持ちがないなら会わないで欲しいと木下から言われた。
けど、それは俺には出来ない。罪悪感とかではなく、純粋に愛美の事をこれからも知って行きたいと思ってる。
愛美がまた俺と会う気持ちになったら、メールして。それまで待ってるから!  雅≫

私は携帯をパチンッと閉じた。

心を揺れたのは確かな事。

雅と居ると胸もキュンとする。

けど、もう私はダメだよ。

…雅にはもったいない。

だから、メールもしないよ。

いつか私は、貴方の連絡先を、消します…―――。