将「後で、3人でちょっと出掛けませんか?」



愛美「お姉ちゃんと?」



将「うん。息抜きに」



愛美「行く!」



私は将人の背中を押しながらリビングに戻る。

将人が「3人で海でも行こう」とお姉ちゃんに言うと、ヤキモチでか、少し寂しそうだった顔に笑顔が戻った。



理「俺も行こー」



夏「そうしろ。俺は愛理華と仲良くしてるから」



父親がそう言うと、りっくんは「5人目はいらないから!」と突っ込んだ。

「えー」と漏らす母親に対し、りっくん・お姉ちゃん・将人は苦笑。

私には理解が出来なかった。