夏「怖かったな?ごめんな…」



父親は私の肩を抱き締める。

けど、お姉ちゃんが私と父親を離した。



愛夏「ちょっと、パパもりっくんも車で待ってて」



夏理「あぁ」



2人が車に戻ってくと、お姉ちゃんは私にグリーンのロングカーディガンを着せた。

ボタンを止めれば、ミニワンピのようになる。

私が「ありがとう」と言うと、お姉ちゃんは私の手を引っ張り、車へと歩き出した―――…。