続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】




ベンチに座り、携帯で時間を確認しながら待って居ると、バイクの音。

公園の入り口を見ると、雅がスクーターに跨がりながら、ヘルメットを脱いだ。

また胸がキュンとする。

私は携帯を鞄にしまい、雅に近付いた。

昨日、知り合ったばかりなのに、2人きりで遊びに行くなんて、何か不思議。



雅「はい。これ被って」



私は白のヘルメットを渡され、髪の毛の静電気を気にしながら被る。

後ろに跨がり、雅の黒のシャツの裾をキュッと掴む。



雅「そこだと危ないだろ?」



けど雅は、私の腕を掴み、ウエストに回した。