私が将人に「おめでとう!」と近付き、握手をすると、父親に抱き上げられた。



夏「将人に触れると、愛夏がヤキモチ妬くぞ?(笑)」



…え?



愛夏「や、妬かないから、だ、だ、大丈夫!;;」



父親のニヤニヤとした目線の先に、動揺を隠せてないお姉ちゃん。

私はヤキモチという感情を体験した事がない為、父親の膝から降り、将人と並んで座ってしまった。



愛夏「愛美ちゃん…そこを退いて下さる?;;(笑)」



するとお姉ちゃんは、目を開き、引きつった笑顔で私を見て来た。

私は「ヒィッ!;;」と、将人の後ろに隠れると、お姉ちゃんが将人を引っ張った。