続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】

将「愛夏…」



愛夏「…んっ……」



将人の甘い声と同時に、触れるだけキスをされた。

私はそれだけでも赤く頬を染めてしまった。

嬉しさと同時に、悔しさが…。

…ズルい…。

余裕な顔しちゃって。



将「俺はオジサンなのに、おかしいですね。高校に上がった愛夏の大人になってく姿に、惹かれるなんて」



愛夏「今、何て言った…?」



…“惹かれる”って、言ったよね…?

なら、何で断ったの?

将人は隣に寝転ぶと、私の頭を引き寄せて抱き締めて来る。



将「オジサンが高校生、大学生に盛るのは、引け目を感じて、頷く事は出来なかったんだ。ごめんな…」



将人は申し訳なさそうに言うと、私の頬にキスをした。