性別がわかったから、気の早い私は名前を決めてしまった。

今日も検診帰りに、将人と愛美の子供の分と一緒に買って来た。

2人とも男の子だし。

私は「ママを置いてかないでよ…」と、やっと車庫入れから生還した母親と荷物をぶちまける。

愛美と雅君は「まただよ…」と、私たちを無視して、ちらし寿司を作ってる。

私は後ろに立つ将人に近付き、背伸びをした。



愛夏「将人と結婚して、赤ちゃんが出来て、私、世界一の幸せ者…!」



愛美たちなんて、屁じゃないよ。(笑)



―愛夏 SIDE END―