続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】

前菜が運ばれ、家ではあり得ない位、2人で静かに食べる。

―――そんな時だった。

店員さんが騒ぎ出した。

どこからか、パトカーの音。



愛夏「…何か、おかしくない?」



私はフォークとナイフを置き、将人を見た。

将人は水を飲み、立ち上がった。



将「何かありました?」



店員A「1階で、立て籠りが…」



店員B「お客様!只今1階で立て籠り事件が発生しました。従業員専用の通路から避難しますので、速やか…」



愛夏「将人――ッ!!」



将人はレストランを出て行ってしまった。

私は将人を追い掛けながら、叔父さんに連絡をした。