愛夏「将人は…結婚とか考えてる?」



食前酒を呑みながら、将人を食い入るように見る。

将人は「当たり前だろ?」と、私を見て笑った。

嬉しくてニヤけると、将人は「馬ー鹿」と言いながら、私の額にデコピンして来た。



愛夏「将人、大好き!」



将「知ってる」



将人は手で顔を隠しながら、また景色を見た。

手からはみ出した耳は、綺麗に赤く染まってる。

この幸せが続くように、私は強く願う。



愛夏「愛美たちに負けない位、幸せ!」



将「…俺も。って、何を言わせんだよ;;」



将人は顔を真っ赤にして慌てた。