オモチャやオムツも欲しかったけど、それは下見だけにしてまた今度。



将「3万…;;」



将人はレジに表示された金額を見て驚きながらも、半分も出してくれた。

駐車場に戻り、荷物を車に置いて、デパートに戻る。

最上階のレストランで、ご飯を食べる約束を、前からしていたのだ。

将人の腕に手を添えて、レストランに入る。

―――素敵な日になると、私は信じていたのに…。



将「眺め良いな」



将人は案内された席に座ると、テーブルに頬杖を突き、窓から見えるネオンを見つめる。

私は景色より、将人に夢中。