雅「赤外線しよ?」



私は戸惑いながら頷くと、彼は嬉しそうにデータを送信して来る。

でも、私も電話帳に追加された“柏倉雅”の欄を見て、嬉しさを感じた。



雅「じゃあ、待ち合わせあるから行くよ。もう男には気を付けるんだよ?」



愛美「はい…っ」



私は雅さんに軽く手を振る。

雅さんは爽やかに去って行った。

私はため息を吐きがら、現実へと戻る。



理「お前は母さんや愛美と違ってぺちゃぱいだもんな」



愛夏「ぺちゃぱい言うな、変態が!!」



私は父親ではなく将人に連絡した。

ここに父親が来たら、嵐だ。