続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】

父親に電話をしようと携帯を取り出すと、雅さんが顔を近付けて来た。



愛美「な、何っ?;;」



私は赤くなる頬を隠すように俯く。

雅さんはそんな私の頭を撫でながら笑い、顔を話した。



雅「愛美ちゃん可愛いね。
あの人、お兄さんだよね?」



雅さんがりっくんを指差すから、私は「うん」と頷く。



愛美「りっくんは9歳も上だから、あまりお兄さんて思われないけど…」



雅「…確かに。最初、木下か愛美ちゃんの彼氏かと思った(笑)」



雅さんが笑う顔は魅力的。

私が何気なく見つめてると、雅さんは携帯を取り出した。