続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】

私は「可哀想だったね?」と、お姉ちゃんに振り返る。

けど、お姉ちゃんは「私たち、美容師じゃないからね」と、気にも止めず、髪の毛の落ちた新聞紙を片付けて居た。



理「さ、飯だな。母さんも親父にべったりだと、すぐ時間忘れるから困る」



りっくんはグチグチと言いながら、ピザ屋に連絡し始めた。

私は鼻から荒く息を吐き、雅と一緒にソファーへ座った。



雅「この家族、面白いよな」



愛美「何でかわからない位に;;」



私は苦笑するしかなかった。

ーーピンポーンッ

そんな時、来客を知らせる呼び鈴が鳴った。