続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】

愛夏「柏倉雅先輩。サークルが一緒なだけよ」



お姉ちゃんがりっくんに紹介すると、りっくんは優しく微笑み、私を自分の腕の中に閉じ込めた。

昔から後ろでうろちょろされるのが嫌らしく、腕の中におさめて来るのだ。

私の頭に顎を乗せ、マイペースなりっくんに、お姉ちゃんが叩く。



理「お前はまた殴る;;」



りっくんは体勢をそのままに、右手で頭を撫でて居る。



愛夏「先輩の前で変な事しないでよ!」



理「何で?愛美が可愛いから仕方ない」



愛夏「愛美に対して肉食になってどうすんの?新菜姉にがっつきなさいよ!」



理「新菜は関係ないだろ!」



言い合いを始めた2人。

私はりっくんの腕の中から抜け出した。