家に帰り、シャワーを浴びた私の横に、雅がピタッと寄り添う。 私が「汚いよ?」と言うと、「馬鹿言うな」と返して来る。 私は雅にギュッとしがみ付く。 愛美「雅…抱いてよ…」 あの2人の体温を消して欲しい。 雅は私の額や頬にキスをする。 雅「愛美、怖くないのか?」 愛美「雅を怖いと思った事はないよ」 雅は私の言葉に、目に涙を浮かべながら、頷いてくれた。 優しく、優しく、私の体を撫でて、温かい唇を首に当ててくれる。 雅の腕の中は、特別な場所。 この場所から、もう、離れなくて良いんだよね。