理「お、親父?;;」



夏「…三島には参るな」



父親は辺りを見てため息。

母親は直海先輩の腕を払い、愛美に近付いた。



愛「愛美!ママと帰りましょう!
愛美の苦しみが取れるまで、ママがずっと傍に居るからね!」



母親がそう言うと、愛美は母親に抱き着いた。

私は次に、安堵の涙を流す。

未だに殴り続ける雅先輩を、父親は「もう良い。ありがとな…」と、止める。

雅先輩は涙を溢しながら、「守れなくてすいませんでした…」と、頭を下げた。



夏「雅君は十分に、あいつを守ってくれたよ」



雅先輩は父親に頭を撫でられると、更に涙を流していた。