愛夏「どうする?アレ…」



私はため息を吐きながら、愛美を見た。

愛美は「他人のフリ」と言って、背を向けたまま。

私は将人に助けを求めようとすると、既に将人は2人の頭を小突き、代わりに支払いをしていた。



将「恥を知れ」



蕾理「はい…;;」



我ながら、出来た彼氏だと感心し、そしてキュンキュンした。

シュン…としながらついて来る2人を他所に、私は将人の腕に絡み付きながら、シアタールーム3に入る。

カップルシートは後ろの方の左側に4列ある。

一番後ろの列に愛美たちを座らせ、私たちはその前の席へ。

隣には、静かに蕾兄とりっくんが座った。