私が将人とダイニングに行くと、雅が蕾兄の隣に座らされていた。

私は蕾兄に自分の分を渡した。



蕾「愛美は食べないのか?」



…貴方にあげたんですよ;;

私は「いらないから」と言って、雅の隣に座り、淹れたてのコーヒーを飲む。



雅「愛美、取り皿ある?」



すると雅が、私の方を向いた。

私は「あるけど?」と返しながら、キッチンの食器棚に、白い小さなマルチボールを取りに行く。

それを雅に渡すと、冷やし中華を分け始めた。



雅「はい。半分」



愛美「…何で?」



気にせず食べれば良いのに…。