将人が私を庇ってくれた。

りっくんは私と将人を交互に見てる。



理「愛夏、正直に話してくれ」



私の肩に、りっくんが手を乗せた。

私は覚悟を決めて話した。

けど…、私の決心は変わらない。

“愛美は、私たちで守る”と念を押した。

母親は「無理。ママも一緒に」と言った。

でも、私は首を左右に振った。

母親が一緒だと、父親が大人しくしてない。



愛夏「気持ちだけ、受け取っとく…」



私はこれで良いと信じてた。

信じてたのに――…。

神様は、意地悪だよ。

これが、運命なのだろうか。