キミに捧ぐ





「いいよ。全然気を遣ったりしないでいいから使って」



快く承諾してくれた



「あ!夕食作りかけだったんだ…」

すっかり忘れてた…


「鍋に入ってた野菜はシチューだろ?
作っておいたから」


すごい

具材を見ただけで分かるなんて…


「先生は何でもできるんですね…」


「まあね」


そこ認めちゃうの!?


「さっきから気になってんだけど、どうして敬語になってるの?
しかも名前で呼んでくれないしさ」



できれば気づかないでほしかったよー…