「久しぶり」 ――――AM10:32 「あ、っと…ひっ、ひさしぶりです」 上手く話すことが出来なくて。こんな自分がどうしようもなく嫌になる。 タツキさんの顔を見ることが出来ない。声色は明るいけれど、心は怒っているんじゃないだろうか。 「痩せたね」 「……」 「クマも出来てる」 「……」 「ご飯食べてる?」 「……」 何も言わずただ自分の足元を見つめていた。答えられなかった。簡単なことなのに。言葉が出なかった。 はあ、と呆れるようなため息が聞こえて、それだけで涙が出た。