「お前だけか?」 そこには、妹がいた。 「うん」 俺を見ることはなくずっと携帯電話を見ている彼女。 「母さんは?」 「朝早く出かけたよ」 (出かけた…?) 俺も妹に出かけると伝えて家を出た。 ガレージを開けて自転車に乗る。やっぱり原付の免許取っておくべきだった。 俺は急いでレイの家に向かった。