沈黙。午後の公園なのに誰一人遊んでいなくて。さっきまでの青空は、灰色に変わっている。 用件は伝えた。ここから去って祖父母の家に伝えに言って、早く終わらせれば良いのにここを動かずにいる。 龍も帰ろうと視線を送っている。 そう、早くここから消えれば良いのに。 俺の脚は動かない。 「刑事さん」 俺に呼び掛けた低く冷たい声。それはレイちゃんではなく若い男の声だった。