何度目だろう。 ―――PM11:46 血まみれの両親を見たのは何度目だろう。死ねと言われたのは何度目だろう。 数えるだけ無駄なことは分かってる。そんなことを考える意味はないことも分かってる。 でも、考えてしまう。 怖いくらい音がしない。すべてが闇夜に消し去られているようだった。 夢の中で死にたくないと思った。身体が鉛のように重くなって動けなくて。恐ろしかった。 でも、それはあくまで夢の中の話で――― ―――お母さんとお父さんは現実の世界で、それが起こった。