「きいーっ!クラス表、配られたよ!!」

「ぁ、うん!」




それは、中2になった春のこと―――

春の訪れと共に、
新しい出会いがあたしの心を掻き乱していった…




「うちら5組だね」

「まぢ?!また同じ?!?!超嬉しい…!!」

「うちもだよ♪」



あたしと久美は幼なじみ兼、親友。

小学生のときからクラスはずっと一緒。

教室に入ると知らない顔がたくさん…



「わあ…知らない人ばっかりだね」

久美がそう言った。

「でもさ、かっこいい人結構いるね♪」

「そう?あたしにはわかんないや…。。」

「まあ、きいは趣味悪いからね(笑)」

「……」

「てゆーか、うちには圭くんが1番だけどね♪」

圭くんってゆうのは、久美の彼氏で…

幼なじみ。

つまりは、あたし達3人は幼なじみってことなんだけど…

久美と圭人は家が向かいってゆうのもあって、
産まれたときからずっと一緒で…

あたしは3歳のときに久美の家の隣に引っ越してきて、
久美と仲良くなった。

その頃から
久美は圭人を、
圭人は久美を、
お互いに思ってて…


中1の久美の誕生日に圭人が告ったんだけど、
その頃、久美は色々悩んでて振っちゃって…

バレンタインに告って、全部話して、
やっと付き合える事になったんだ。。



そんな2人をずっと側で見てきたあたしだから、今でも相談とか言って、
グチとか、ノロケとか
聞かされてるわけなんだけど…


「ラブラブそうで何よりです」


最近はうまくかわしてたりする。。