まさかそんなペナルティがあるなんて思いもしなかった。 そうとは知らずに安易に3度もその言葉を使ってしまっていた事を考えて望人は身震いを覚える。 「ぼー、どうしたん?具合でも悪いんかぁ?」 一緒にテレビを見ていた望人の姉、優子はゲラゲラ笑う自分とは対照的に沈んでいる隣の弟を見て声をかける。 望人はなんでもない、ちょっと疲れてるだけだと言うと、リビングから階段を上がって自分の部屋へと移動した。