次の日・・・
クラスの男子たちがざわついてた。
「お前知ってる?」
「ああ、転校生だろ」
「そうそう、カワイイらしいぞ」
「まじかよー。俺狙っちゃうかな」
なんていってた。
(まぁどうでもいいや・・・)
すると、担任がはいってきた。
「えぇ、転校生を紹介する。」
「転校生の”木村優奈”だ。」
おおおおーと歓声が上がる。
仲良くしてやれよーとつけたした。
”優奈”だって?
もしかしてと思ったけど、そんなわけないかとも思った。
転校生がしゃべりはじめる・・・・
「えっと、前までここらへんに住んでぃました。これからよろしくお願いします。」
(”ここらへんにすんでいた”やっぱりそうなのか?)
緊張しているのか、ほんのり赤い彼女の頬。
前と変わらない黒髪のストレートで透きとおるような肌。
クリッとした大きい目・・・
ドキッとした・・・・
「じゃあ、柏木優お前の後ろの席でいいか。」
「いいっすよ」
いいなーという声が飛ぶ。