優しく微笑みかけてくれたレスター。 「この花はボクからの、誕生日プレゼントって事で」 舞う花達の中から、一つ花を取り、僕の髪に付けてくれる。 「やっぱりレスターだったんだ……って、何堂々と出てきてんの!?」 思わず悠長に会話してたけど、ここ会場のステージなんだけど!? 「お前、あの時の!!」 ロルフがステージに駆け上り、剣を構える。他の警備の兵も集まってきた。 「レ、レスター……」 困惑した瞳で、ローブに隠れたレスターの顔を見た。