「最近お疲れですか?アルベルト様」 僕は部屋の机の上に突っ伏していた。紅茶を運んできてくれたクラウスが、心配して声をかけてくれる。 「そりゃあ……疲れるよ」 女王になってから一週間、女装はだいぶ馴れたけど、覚える事が多すぎる。 グスタフは相変わらず厳しいし、息抜く暇がまるで無い。