……が、それはカルハインツに伝わらなかったようだ。 「よし、では行こう!」 「いや、そのOKのはいじゃなくて……」 必死の僕の説明は完全無視され、カルハインツに軽々と持ち上げられる、意外と力はあるんだ。 いや、感心している場合じゃない。 「行くって何処へ!?」 「もちろん、私の城に決まってるじゃないか」 いつの間にか連れていかれる、これじゃ人拐いだよ。 そして、姉様とカルハインツの間によくこんな事があったのか、城の皆は微笑ましく見ているだけだし。 誰か……助けて。