待ち合わせしてるという校門前まで、安藤と柏木と俺の3人で向かう。 「今日女の子何人いる訳?」 安藤に聞いた。 「5人5人の、総勢10人で遊びまーす!いぇーい!」 真ん中で俺と柏木の肩を組み、すごく楽しそうな安藤。 「多い…」 ポツリと呟く柏木。 「人数も多い方が盛り上がるってもんよ!」 そう言って背中をバシッと叩く安藤を、柏木は心底嫌そうな顔で見ている。 なんかこの2人が喋ってんの変な感じ…。 っていうか柏木が俺以外と喋ってんのが変な感じだな、うん。 _