「えっナオが大人の女と東通りに?」
美咲は真央との昼食も途中に二組に帰ってきた。
「東通りって危ない店とか、良くない噂も多いよね。そんなとこにナオは近づかないんじゃ」
「それに本当にナオだったかも分かんないんだろ?もしかしたらマジ彼女かもしれないんだし」
勇気と翔の言ってることが間違っていないことは美咲にも分かっていた。
それでも少し前の直也の態度を見て不安は募るばかりだった。
「なんか最近のナオ変だったのよ。1人でぼーっとしてて、なんかふって何処かに消えちゃいそうで」
美咲は泣きそうになっている自分に気付いて、小さな声で「ごめん」と言った。
「そんなに心配なら今日ナオの家に寄ってみようか?」
「そうだな。そうしよう。美咲も行くだろ?」
2人に言われて美咲は目をごしごしと擦る。
「うん」



