美優の質問に翔は思わずドキリとした。 「どうして、そのことを?」 2人は立ち止まる。 遠くのカラスの鳴く声すら届かない。 「だって、お兄ちゃんから聞きました」 「お兄さん……?」 そして美優の言葉に翔は息をのんだ。 「笠井直人は私の兄です」