そして放課後。
授業が終わると4人はすぐに帰る支度を済ませ、翔の机に集まっていた。
「よし、じゃあ今からお宝探しに行きますか!」
「うん……ってか、あれ?翔は部活じゃないん?」
3人はすっかり忘れていたけれど、サッカー部は毎日練習があったはず。
「え、だってこっちの方が面白いじゃん。」
あっけらかんと言った翔。
(そりゃ弱いはずだよサッカー部……)
3人になま暖かい眼差しで見つめられる翔だった。
「ま、とりあえず行ってみますか」
直也があくびをしながらそう言うと、お互いを見て意志疎通。
全員でにっと笑うとスクールバッグを担いで、教室を後にした。



