カモミール・ロマンス


ぐすっと鼻をすする美咲。

勇気がポンと肩を叩く。

「美咲、泣いてるヒマがあったらナオ見つけなきゃ」

「そろそろお店も始まる時間だし早く見つけなきゃ」


美咲は力強く頷いて真っ直ぐに前を見つめた。

すると

「ナオ?」

「え?」

美咲は遠くの路地裏に入っていく直也のを見た。

「そこの裏に今ナオが誰かと一緒に入っていった」

美咲が指差した煌びやかにネオンが光る看板の裏。

3人はそこに急いで走る。

看板を左に曲がるとそこには直也と、直也の腕を引っ張る女の姿があった。