閑散した通り、ぽつぽつと看板を出す店員がいる中を3人は掻き分けていく。
コスプレをした女性の看板を出しながらあくびをする店員。
門の前をつまらなそうにはき掃除する男。
高校生が走り抜けるのを見ているおばさん。
道という道、怪しい店の入り口にも直也の姿は見つけられなかった。
「まだお店もやってないから外にいるんだと思うけど……」
通りの中腹にあるコンビニの前で立ち止まった。
「コンビニか……店員に聞いてみるか?」
「期待は薄いけどそうしようか……」
コンビニへと入った3人は商品にはわき目も振らずにレジへと向かう。
学生だろうかまだ少し幼さの残る山崎と名札に書かれた店員が勇気達に気が付く。
「いらっしゃいませ」
小さな声で言う。
「すいません、昨日とか今日背の高くて髪の長い男が来たりしませんでしたか?」
「はい?」
「たぶん僕達と同じ制服を着ていたと思うんですけど……」
「はぁ」
山崎は面倒くさそうに頭をかく。



