携帯を開くと、確かにあった。新着メール1件。 「うわっ本当だ、すげーな春香お前よくわかったよな」 「……いいからさっさと開けば」 「あ?ああ、うん」 俺は受信トレイを開いた瞬間、嬉しすぎて倒れるかと思った。 件名は無題の愛しい彼女からのメール。 たった四文字 す き だ よ 「……春香、ちょっとキスしてもいい?」 「……好きにすれば」 02 end