パーン

パーン


クラッカーのはじける音が鳴り響くここは夕美の部屋。

夕美を囲むようにして大和と私が座る

「「おめでとう!!」」

「ありがとう☆」

「もう 16才かぁ~。なんか早いな。」

「そうだね♪みんな大人になってくよね!」

「特に大和なんて高校になってからもっとモテ初めたしねぇ~。」

「夕美だってそうだろ?」

この会話に私は加われない。

自分は全然…


「あ~、もう お菓子なくなっちゃった…。」


「本当だ。私買って来るよ!夕美は待ってて」


「1人じゃ大変だし私も行くよ。」


「夕美はいいよ。琴羽の言う通り誕生日なんだし家にいて?変わりに俺が行くし!」


「うん!2人で行って来るよ!!」


「本当に?じゃあ お言葉にあまえて!」