SIDE 優愛

 『君が~ 好きなんだって気付いてしまったよ~
  だって~ 心が壊れてしまいそうなの~
  ~~~~~~~ ~~~~~~~』
ガチャッ
 『ゆ、、、優愛!!!歌っているところごめんね?!
  私、崇君と付き合うことにした!!!』
 『えっっ!うっそー?やっとくっついたんだね♪』
崇君とは、秋山崇。
大輝の友達で入学式の翌日から仲良くなり始めた。
もうわたしたちが入学してはや1ヶ月。
 『優愛は大輝と、どうなの?』
大輝と・・・かあ。
 『大輝の事は、どうも思ってないよ。じゃあ、私行くね!』
 『そうなんだ・・・。じゃあ、頑張ってね!』
恋なんてしないのだから。
恋なんて・・・くだらない。
 『はぁあ。外、まだ明るいな~。』
時計を見ると17時だった。
そんなものか。
私は急いで駅へと向かった。
実は私、駅前でストリートライブしているの。
桜BLOSSAMって言う名前。
桜って意味が二つあるけれど。
ギターを取り出して歌う。
 『恋なんて~ 自分を見殺しにするもの~
  ねぇくだらないと思わない~?』
人は、いつも同じような人。
同じ人が毎日来てくれるからうれしい。
17時30分になると終わるんだけれど・・・。
 『今日もありがとうございました!!』
 『す、すいません。Yuuさんですよね??』
一人の男の人が私のほうへきた。
帽子をかぶってて顔は見えないけれど。
 『そうですけど。何か?』