ため息をつきながら言った。


「ショックだ・・・」


「コイツすごくムカツクんだけど」


「おっとすまん。心の呟きが声に出てしまったみたいだ」


「笑顔でさらりと言うなっ」


「気にするな。冗談だ」


ちゃんとフォローは入れておく。


「遥。翔平のことはパシリに使っていいからね」


「お前も妙なこと教えるなっ」


「気にするな。何故だか分からないがそうなってしまうのがお前なんだ」


「・・・・・・」


俺の言葉は無視して、俺の隣に座る。


「まあいいや。俺もここにいさせてもらうよ。面白そうだしな」


「そうか」


「そうそう、俺、山田 翔平だよ。よろしくな」


『かたおか はるか』


「遥ちゃんか。よろしくなっ」


「・・・・・・」


うんっ、と・・・満面の笑みで頷いた。


―――こうして。


俺と。


遥と。


美雪と。


翔平の4人は・・・友達になった。


昼休みは、毎日このメンバーで遊んだ。


いつしか、この昼休みが、学校で一番の楽しみとなった。