手術室の扉が開き…ナースさんが…生まれたてのベビーを見せに来てくれた。


 白いタオルに包まれたベビー。



 しかし……!?


 「14時22分…誕生…性別は女の子です!」


 えっ!!?


 あれだけ…やって……女??????


 「いもうとだ!!!一緒にプリキュアごっこしよっ♪」


 無邪気に喜ぶ汐音。


 俺がいちばん気になること…それは瞳の色だった。


 汐音はどちらも黒い瞳。


 ベビーは??


 ベビーも…眩しそうに…しながらも俺を見る。


 ベビーも二つとも黒い瞳だった。


 俺みたいにオッドアイで苛められたら可哀想だから…俺はホッとひと安心。